ヒゲ脱毛の痛みはどのくらい?痛みを軽減する7つの方法も解説
脱毛といえば女性がするもの、というイメージを持つ方も多いかもしれません。しかし近年では美容意識の高まりから、男性も脱毛をすることが珍しくありません。
特に人気があるのはヒゲ脱毛です。ヒゲ剃りの手間が省ける、若々しく見えるといったメリットがあることから、ヒゲ脱毛をする男性が増えてきています。
しかし「脱毛は痛いと聞いたことがあるので、怖くてできない…」という方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、ヒゲ脱毛の痛みを方法別・部位別に解説した後、痛みを軽減する方法についてご紹介していきます。ヒゲ脱毛に興味がある方、検討中の方の参考になれば幸いです。
ヒゲ脱毛の痛みの感じ方
痛みの種類としては「ゴムで弾かれるような痛み」「静電気が走ったような痛み」と形容されることが多いです。
ヒゲ脱毛が痛い理由として、以下のようなものが挙げられます。
濃く剛毛だから
顔の皮膚は薄いから
顔周りは神経がたくさん通っているから
SNS等でヒゲ脱毛について検索すると「涙が出るほど痛い」「何回やっても全然慣れないくらい痛い」といった声が上がっていました。
脱毛方法によって痛みの感じ方が違う
ヒゲ脱毛の主な方法は3つあります。
光脱毛
レーザー脱毛
美容電気脱毛
脱毛方法によって、効果や痛みが異なります。
光脱毛
ヒゲ脱毛の中で最も痛みが少なく、費用も安く済むのが光脱毛(フラッシュ脱毛)です。
メラニン色素(毛の黒い色素)に光を照射して毛根を弱らせることで脱毛、抑毛効果が期待できます。
後ほど紹介するレーザー脱毛に比べて痛みが少なく、費用も安く済むというメリットがあります。しかし光脱毛はレーザー脱毛に比べてフラッシュの出力が弱いため、脱毛効果を実感できるまでに時間がかかる、濃く太い毛には効果が薄いというデメリットもあります。
レーザー脱毛
レーザー脱毛は、レーザーの熱で毛を生やす組織を破壊する脱毛方法です。レーザーの使用は医療行為に該当するため、施術はクリニックや皮膚科等でしか受けられません。
レーザー脱毛は光脱毛に比べて痛みを感じる方が多く、「ゴムで弾かれるような痛み」と表現されることも多いです。ヒゲは他の部位の毛に比べて濃く剛毛で、顔の皮膚も薄いため、レーザーがヒゲの濃い黒色に反応し強い痛みを感じることが多いです。
しかしレーザー脱毛は光脱毛に比べて出力が高いため、短期間で脱毛効果を実感できる、回数が少なくて済むといったメリットがあります。
美容電気脱毛
美容電気脱毛は「ニードル脱毛」とも呼ばれ、毛根に電極を差し込んで電流を流し、毛を生やす細胞にダメージを与える脱毛方法です。
ある程度広範囲に照射する光脱毛やレーザー脱毛と違って、ヒゲを一本ずつ処理していくため細かいデザインも可能になります。
しかし毛根に電極を差し込むため、施術の際にはとても強い痛みが伴います。また、一本ずつ処理をするため時間がかかる、コストが割高(サロンによっては一本○円という価格設定)といったデメリットもあります。
ヒゲ脱毛で痛い部位別ランキング
ここからはヒゲ脱毛の痛みについて部位別のランキング形式でご紹介していきます。
1位.鼻下
ヒゲ脱毛をする際に最も痛いと言われているのは鼻下です。理由としては
顔の中で最も毛が集中している部分
皮膚が特に薄い
こういったものが挙げられます。
しかし、範囲が狭いため施術自体は短時間で終わることがほとんどです。鼻下に濃いヒゲが生えがちな方は、脱毛をすることで清潔感が出て若々しく見えるでしょう。
2位.あご下
あご下は太い毛が生えやすいため、メラニン色素に反応する光脱毛やレーザー脱毛の際に痛みを感じやすい部分です。サロンやクリニックによっては、麻酔を使用した脱毛が推奨されていることもあります。
あご下のヒゲは自分では見えにくく、剃り残しやすい部分です。脱毛をすれば剃り残しの心配もなくなり、いつでも清潔感を保てるでしょう。
3位.頬
頬のヒゲ脱毛は、鼻下やあご下に比べると比較的痛みが少ないと言われています。そもそも毛があまり密集していない部位で、濃いヒゲも生えにくいためです。
しかし頬は骨が近くにあるため、光脱毛やレーザー脱毛の際に熱いと感じる方もいるかもしれません。頬は範囲が広いため、脱毛することによってヒゲ剃りの時間を短縮できるというメリットがあります。
ヒゲ脱毛で痛みを軽減するポイント7つ
ここからは、ヒゲ脱毛の痛みを軽減するための対策としてやっておきたいことを7つ解説していきます。
日焼けしない
光脱毛やレーザー脱毛を受ける前は、日焼けはNGです。フラッシュやレーザーは黒いメラニン色素に反応するため、肌が日焼けしている状態だと火傷してしまうリスクがあります。
日焼け止めを塗る
帽子や日傘を使用する
日焼けしにくい冬に脱毛を始める
上記の対策を取ることが大切です。
保湿をする
光脱毛やレーザー脱毛をした後の肌は、想像以上にダメージを負っています。どちらも強いフラッシュやレーザーを肌に照射するため、脱毛後の肌は日焼けと似た状態になります。
肌の水分が減って乾燥やかゆみが出ることもあるため、施術後はしっかりと保湿することが大切です。サロンやクリニックによってはジェルやクリーム等をサービスしてくれるところもあります。
脱毛部位を冷やす
脱毛後の肌は日焼けに似た状態で、熱を持っているため痛みを感じることがあります。そのため、脱毛部位を冷やすことによって痛みの軽減が見込まれます。
冷やす際は、濡れタオルや保冷剤を布等に包んだものを使用しましょう。保冷剤を直接当てると冷えすぎてしまい、逆に肌にダメージを与えてしまいます。また、冷やしすぎると脱毛効果が薄れてしまう可能性もあるので、注意が必要です。
肌荒れを防ぐ
肌荒れの箇所に脱毛を行うと、さらに肌に負担がかかってしまい、痛みが出やすくなります。乾燥や湿疹などの肌トラブルにもなりかねません。
普段から肌を保湿しておく、規則正しい生活をするなど、肌荒れを防ぐことで脱毛後のトラブルも避けられます。
麻酔をする
どうしても痛みに耐えられない場合は、麻酔を使用するのも一つの手段です。
ヒゲ脱毛の際に使用される主な麻酔は2種類あります。
● 表面麻酔(クリーム)
皮膚にクリームを塗布し、感覚を鈍らせる麻酔です。使用後は徐々に感覚が戻るため、日常生活への支障はほとんど出ません。
● 笑気麻酔(ガス)
鎮静作用と鎮痛作用のあるガスを鼻から吸い込む方法です。吸入している時だけ効果を得られる麻酔で、人によっては眠気を感じることもあります。笑気麻酔後は、30分程度は自転車や車などの運転を避けましょう。
脱毛の際に麻酔を使用できるのはクリニック等の医療機関のみです。美容サロンでは麻酔を使用した脱毛は受けられないので、注意しましょう。
痛みの少ない脱毛機を選ぶ
痛みの少ない脱毛機を導入しているサロンやクリニックを選ぶのも有効な手段です。
医療用脱毛機は、照射方法によって痛みの感じ方が変わります。
ヤグレーザー
アレキサンドライトレーザー
ダイオードレーザー
この3種類があり、最も痛みが強いのがヤグレーザー、痛みが弱いのがダイオードレーザーです。
気になるサロンやクリニックでどのような機器が使われているのか、事前に調べておくと安心です。
まとめ
今回は、ヒゲ脱毛の痛みを方法別、部分的に解説し、痛みを防ぐための対策もご紹介しました。近年は美容意識の高まりから、ヒゲ脱毛を選ぶ男性も増えてきています。しかしヒゲは濃く剛毛であることが多く、顔の皮膚は薄いため、痛みを感じる方も多いです。
少しでも痛みを軽減するためには、日焼けしないようにする、日頃から肌荒れを防いでおくなど自分でできる対策もたくさんあります。また、痛くない脱毛方法を選ぶ、痛みの少ない脱毛機を選ぶことも有効な手段でしょう。
自分のヒゲの状態や予算、痛みにどの程度耐えられるかなど、様々な観点から検討してサロンやクリニックを選んでみてください。